風水害の種類とそれらへの備えについてのポイント
風水害は雨や風によって引き起こされる災害です。
雨や風は普段の生活にも出会う身近な気象現象ですが、規模が大きくなり強風、大雨に なると毎年のように全国各地に被害をもたらします。
このような自然の災害から身を守るには、風災害を引き起こす自然災害の種類を知って、 それらに対して日頃から備えておくことが必要です。
この記事では、風水害の種類とそれらについての備えのポイントをまとめてみました。
●風水害の種類にはどんなものがあるの?
河川の氾濫
河川の氾濫は雨などにより河川の水が増水して、住宅地や河川周辺の土地に 水があふれることをいいます。
河川から水があふれることを外水氾濫ともいいます。
また、河川から水があふれたわけでなく、住宅地や地面に降った雨が下水や 排水溝では排水しきれずに溜まってあふれることを内水氾濫と呼びます。
高潮による氾濫
高潮とは台風のときなど低気圧のため、気圧の影響で海面が吸い上げらることと 強風により海面の水が海岸に吹き寄せられるために、海面が異常に上昇する ことです。
海面が異常に上昇することによって、海岸の堤防を越えて水があふれ出すと 堤防周辺の土地は浸水してしまいます。
これが、高潮による氾濫です。
土砂災害
斜面が雨や融雪によって地中の水分が増すことによって地盤が緩み、抵抗力が 低下して土砂が崩れ落ちることによって起こる災害です。
土砂災害の種類は一般的に、急斜面の崩壊(がけ崩れ)、土石流、地すべりの 3つに分類されています。
土砂災害の詳細については、こちらの記事が参考になります。
「土砂災害から身を守るための日頃の備えについての4つのポイント」
台風・強風や竜巻による風害
台風や低気圧による強風、発達した積乱雲によって竜巻や突風によって引き起こされる 災害が風害です。
屋根に被害を直接受けたり、倒木や飛来物によって建物や人体に被害を受けたりします。
●家の内外の風水害対策
風水害は毎年のように台風や大雨があったときに発生しています。
台風や大雨がくるときは事前に気象情報で分かりますが、問題ないだろうと思って いると予想以上に強力で大きな被害をもたらすことが過去にはたくさんあります。
災害を少しでも少なくするには、日頃からの対策が必要です。
自分の家の内外の風水害対策をまとめてみました。
屋外
・樹木
家の近くにある大きな木の枝は、強風により家屋を痛める危険性があるので剪定 する。
・屋根
瓦屋根の場合は瓦のひび、割れ、ずれ、はがれの有無、トタン屋根の場合はめくれや はがれがないかを確認し、異常があれば早目に屋根屋さんに修理を依頼しましょう。
・雨戸
破損、腐食、がたつき、ゆるみなどがないかを確認し、あれば応急修理をする。
・雨とい
雨といが落ち葉や泥などの積りで水が流れにくくなっていないかを確認し、あれば 取り除く。
・側溝
家の周りの下水溝や側溝のゴミや泥を取り除き、水が流れやすいようにする。
・窓ガラス
窓ガラスのひび割れ、窓枠のがたつきがないかを確認し、ある場合は修理する。
雨戸がない場合は、外側から板でふさぎ飛来物に備える。
屋内
・懐中電灯や携帯ラジオの準備
停電になるおそれがあるので、懐中電灯やランタン、携帯ラジオなどを 準備する。
・飲料水の確保
断水に備えて水の汲み置きや水のペットボトルを用意しておく。
・生活用品を高いところに移動
浸水などのおそれがある場合は、家財道具や食料品、衣類、寝具類などを 2階などの高いところに移動させる。
●風水害に対する日頃の備えについてのポイント
住んでいる区域のハザードマップを確認

市町村では地域における浸水や土砂災害についての危険度を示したハザード マップを公表しています。
例えば、浸水した場合に想定される水深を程度に応じて色分けして表示して います。
あなたの住んでいる場所はどの程度の危険度になっているかを、事前に知って おきましょう。
ただし、ハザードマップは特定した最大規模の想定に基づく予測で、その通り 起こるかどうかは分かりません。
想定外といわれるような大きな気象状況によっては、土砂災害警戒地域でなくても 斜面が崩れたり、想定以上の水深になることもありますので、ハザードマップに 頼り過ぎるのは危険です。
防災気象情報に注意を傾ける

災害が発生するような豪雨や台風の時には、気象庁からさまざまば防災気象情報が 発表されます。
これらの情報に注意を傾けることによって、どんな危険が迫ってきているかが 分かります。
いつもの気象と違うので、注意報や警報がでているということを理解しそれに 敏感になることによって、早めの避難が可能になります。
風水害に関する防災気象情報については、こちらの記事が参考になります。
防災気象情報や自主判断による迅速な避難
防災気象情報では、警戒する程度によって警戒レベル1から5までの5段階の レベルになっているので、避難するタイミングがすぐに分かります。
避難勧告や避難指示に相当する警戒レベルが発令された場合は、「まだ大丈夫」 と判断せずにすぐに避難しましょう。
また、土地の地形や局地的大雨は必ずしも警報レベルと一致しません。
場合によっては、避難に関する情報が発令される前に自主判断で避難することも 必要になります。
防災気象情報による避難のタイミングについては、こちらの記事が参考になります。
防災用品の備え

風水害によって停電や断水になる可能性があります。
防災用品として、懐中電灯やランタン、携帯電話用のモバイルバッテリー、 備蓄水、非常食などを事前に準備しておきましょう。
備蓄水や非常食については、こちらの記事が参考になります。
「防災グッズとして非常食を備えるときの考え方と食品の選び方」
また、浸水や土砂災害の可能性がある場合は、速やかに安全な場所に避難する必要が あります。
避難時に持ち出すものを避難することが決まってから準備するのは、難しい状況に なりますし、準備している余裕もないかもしれません。
避難時にすぐ持ち出せるように、リュックタイプの非常持ち出し袋を準備しておきましょう。
非常持ち出し袋に詰める最低限必要な防災グッズについては、こちらの記事が参考に なります。
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