非常用の簡易トイレは何回分、必要枚数は?種類と選び方は?袋と凝固剤のセットがおすすめ

非常用の簡易トイレは何回分、必要枚数は?種類と選び方は?袋と凝固剤のセットがおすすめ

非常用の簡易トイレは、地震などの災害時に水洗トイレが使用できなくなった場合に備えて、用意しておく必要があります。

内閣府は、防災の備えは3日分を基本として、できる限り1週間分を備蓄することを推奨しています。

ここには水や食糧、もちろん非常用の簡易トイレも含まれます。

といっても、予算もあるし、どんな種類の非常用の簡易トイレをどのくらい用意したらいいのか中々悩むのではないでしょうか。

この記事では、非常用の簡易トイレは何回分用意すればいいか、簡易トイレの種類と選び方について解説しています。

また、家庭の洋式便座で使う場合は、処理袋と一緒に凝固剤と消臭剤がセットになったものがおすすめ、おすすめの非常用の簡易トイレについてまとめています。

非常用の簡易トイレは何回分、必要枚数はどのくらい

一般的に、成人が1日のうちトイレを使用する回数は5回から7回です。

これをもとに、3日分の簡易トイレの必要回数は、1人あたり15回から21回となります。

ただし、これはあくまでも目安で、自分の場合は違いという場合はその回数を使うとよいです。

災害時には、病気やけがなどでトイレの回数が増える可能性があります。

また、乳幼児や高齢者がいれば、トイレの回数がさらに多くなるかもしれません。

そのため、必要回数は、家族の人数や年齢、健康状態などを考慮して、多めに備蓄しておくとよいでしょう。

具体的には、1人あたり1日5回から7回分、最低でも3日分、できれば1週間分を目安に用意しておくと安心です。

例えば、4人家族の場合、

・3日分

5回×4人×3日=60回分

・1週間分

5回×4人×7日=140回分

が必要です。

簡易トイレは、1回に1枚使用するので、必要回数分が必要枚数となります。

非常用簡易トイレの種類と選び方

一般的に非常用簡易トイレには以下の2種類があり、どちらも大便と小便のどちらにも使えます。

吸収剤タイプの簡易トイレ

吸収剤タイプは、尿や便を吸収するシートやパッドを使用しているので、使用後はそのままゴミとして捨てることができるため、処理が簡単です。

また、以下に説明する凝固剤タイプに比べて、価格が安価なのも特徴です。

このタイプの簡易トイレを使用する場合は、尿や便の量が多くなると、シートやパッドが破れてしまったり、漏れたりする可能性があります。

そのため、大便を使用する場合は、吸収量が多いシートやパッドを用意しておくとよいです。

携帯用の簡易トイレは、このタイプが使い勝手が優れています。

凝固剤タイプの簡易トイレ

凝固剤タイプの簡易トイレは、尿や便を固形化させる凝固剤を使用するもので、固めるため臭いが漏れにくく、衛生的です。

臭い対策のため防臭剤を併用することで、より臭いを抑えることができます。

このタイプは、吸収剤タイプに比べて重量が軽く、持ち運びがしやすいというメリットがあります。

また、尿や便が溜まってもかさばらないので、袋の容量を最大限活用でき、場所を取らないというメリットもあります。

このタイプの簡易トイレを使用する場合は、凝固剤を適量使用することが重要です。

非常用の簡易トイレは処理袋と凝固剤がセットになったものがおすすめ

非常用の簡易トイレは、吸収剤タイプと凝固剤タイプの2種類あるので、どのタイプを選んだらいいのか迷うかもしれませんね。

非常時に家庭での洋式便座や簡易便座を使う場合は、処理袋と凝固剤がセットになったものがおすすめです。

凝固剤タイプがおすすめな理由は、以下のとおりです。

非常時には、衛生面が特に重要になってきます。

凝固剤タイプは、臭いが漏れにくく、衛生的に使用できるため、災害時でも安心して利用できます。

また、災害時などでは、長時間トイレを使用できない状況が想定されます。

凝固剤タイプは、吸水性がないため、排泄物が袋の中で膨らみにくく、袋の容量を最大限に活用できるのも良いところです。

加えて、移動中や避難所などで中々トイレが使えない場合を考えて、携帯用のトイレがあると良いです。

こちらの用途では、吸収剤タイプの方が簡単に使え、後始末も楽といえます。

非常用の簡易トイレおすすめ6選

非常用の簡易トイレのおすすめを紹介します

簡易トイレSANYO50

排泄物をただ固めるだけでなく、消臭と抗菌がきちんとできる凝固剤を使っているのが、三陽トレーディングの「SANYO 50簡易トイレセット」です。

対応する便小・大
タイプ凝固剤タイプ/便器に使える簡易トイレ
付属品汚物袋、凝固剤
使用年限15年

災害用トイレセット トイレの神様極15回セット

2児の母である主婦防災士が備蓄を前提にコンパクトな設計にこだわり製品化した商品です。

パッケージにもこだわり、置いておくだけで明るくなるし、必要数揃えてもかさばることなく収納できます。

対応する便小・大
タイプ凝固剤タイプ/便器に使える簡易トイレ
付属品排便袋、凝固剤
使用期限15年

驚異の防臭袋BOS(ボス) 非常用トイレセット 50回分

汚物袋、凝固剤、防臭袋BOS(ボス)がセットになっている簡易トイレです。

防臭袋は、驚異的な防臭力を有する高機能素材で作られているので、排泄物(大便)を入れてしばらく放置後鼻を近づけてもほとんど臭いを感じません。

対応する便小・大
タイプ凝固剤タイプ/便器で使える簡易トイレ
付属品便器用カバー、汚物袋、防臭袋、凝固剤
使用期限10年

防災トイレ シートイレ 50回分

高分子吸収樹脂(高分子ポリマー)をシート状にして、糞尿をカバーして見えないように隠します。

コストパフォーマンスが高く、1回あたり60円となります。

対応する便小・大
タイプ吸収剤タイプ/便器に使える簡易トイレ
付属品吸水ポリマーシート、汚物袋
使用期限半永久保存

緊急簡易トイレ 10回分

高分子吸収樹脂でおしっこなどの排泄物・汚物を固めて、ニオイをガードします。

大便には向いていませんが、携帯タイプなので移動中や避難所のトイレが中々使えないときに便利です。

対応する便
容量500cc
タイプ吸収剤タイプ/携帯タイプ
付属品処理袋、持ち帰り用袋
使用期限2~3年
家具・インテリア フリーシュ
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楽天市場

ワンタッチ携帯トイレ(女性用・男性用別)

高分子吸収樹脂で尿を素早くゼリー状に固める携帯トイレです。

緊急時や暗い場所でも、片手で簡単に使用できます。

女性用と男性用に分かれているので、細かい配慮がされています。

対応する便
容量500cc
タイプ吸収剤タイプ/携帯タイプ
付属品汚物袋
使用期限不明

非常用の簡易トイレは何回分、必要枚数は?種類と選び方は?袋と凝固剤のセットがおすすめまとめ

非常用の簡易トイレは何回分用意すればいいか、簡易トイレの種類と選び方について解説しました。

また、家庭の洋式便座で使う場合は、処理袋と一緒に凝固剤と消臭剤がセットになったものがおすすめ、おすすめの非常用の簡易トイレについてまとめました。

非常用の簡易トイレは、吸収剤タイプと凝固剤タイプの2種類あり、それぞれメリット・デメリット
がありますが、非常用の簡易トイレは、凝固剤タイプがおすすめです。

衛生的に使用でき、災害時でも安心して使用できます

加えて、移動中や避難所などで中々トイレが使えない場合を考えて、携帯用のトイレがあると更に良いです。

こちらの用途では、吸収剤タイプの方が簡単に使え、後始末も楽といえます。

参考になれば嬉しいです。

簡易トイレ、吸収剤タイプのおすすめ👇