災害時に役立つ防災アプリはどれがいいの?おすすめの防災アプリを紹介

災害時に役立つ防災アプリはどれがいいの?おすすめの防災アプリを紹介

暴風雨や地震などで災害が予想される場合は、避難の準備、避難の開始などをしなけらならないので、災害に関する情報を知る必要があります。

停電していなければテレビからの情報を得たり、停電の場合はラジオからの情報を得ることが多いかもしれません。

でも、最近はインターネットに被害が及んでいない場合は、スマホが重要な災害時の情報源となっています。

スマホで防災情報を得るには、防災や減災に関する情報に特化した「防災アプリ」を利用した方が自分が住んでいる地域に関する情報も得られるし、アラートも出してもらえるので安心です。

今回は、防災アプリをスマホに入れておく方がいい理由、防災アプリから得られる情報、おすすめの防災アプリについて紹介します。

●防災アプリをスマホに入れておく方がいい理由は?


助けを呼ぶ女性

防災情報を得るにはテレビやラジオなどが身近なものですが、外出先などではいつでもテレビを見たり、ラジオを聞いたりすることができるわけではありません。

つまり、防災情報を得る機器がないわけですが、スマホに防災アプリを入れておくとによって、いつでもどこでも最新の情報を入手することができます。

自宅にいる場合では、ラジオやテレビによる災害情報を入手できますが、これらの情報は広い地域を対象にした情報なのでどうしても広く浅くの情報になってしまいます。

ところが、スマホによる防災アプリでは、GPS機能を駆使して今いる場所の情報や望んだ地域の情報をリアルタイムで入手することができます。

大雨や暴風雨のときは住んでいる近くに川があれば、増水や氾濫が心配になってきますが、テレビやラジオで聞けるのは大きな川に関しての情報で、近くにある川がそんなに大きい川でなければ、なかなか情報を入手することができません。

しかし、防災アプリならスマホのGPS機能を使って、自分に必要な地域の情報を集めることができます。

しかも、範囲を絞ることによってより詳細な情報も得ることができ便利です。

●防災アプリから得られる情報はどんなもの


風水害_河川の増水

防災アプリと聞くとあなたはどんなものを思い浮かべますでしょか?

一口に防災アプリといっても、どんな機能を持ったものがベストなのかは難しいところです。

災害に対して人々がとる行動を列挙してみると、大まかに次のようなものがあります。

・自然災害の予報・警報の入手

・現在地の危険性判断や安全の確認

・安全な場所への避難

・会社組織や家族への安否確認

防災アプリというと、ハザードマップと避難所を表示して、避難場所への経路を案内するものが多いようですが、現在地の安全が確保できるのならそもそも避難の必要もなく防災アプリの出番もなくなります。

防災アプリを選ぶには、上記の4つのポイントをバランスよく支援してくれるものがよいということになります。

よく引き合いに出される防災アプリでは、各ポイントごとの

・自然災害の予報・警報アプリ

・避難所案内アプリ

・安否確認アプリ

などがありますが、あまり見かけないのが現在地の危険性判断や安全確認アプリです。

防災アプリを選ぶ際には、災害時にとる行動に対しどんなところを支援してくれたら自分にとって便利なのかを良く考えて入れましょう。

●おすすめの防災アプリ3選

<ヤフーYahoo!防災速報>

・対応OS:ios,Android

・価格:無料

この防災アプリは、機能的には前節で説明した”自然災害の予報・警報アプリ”に該当するものです。

事前に地域を登録しておくと、緊急地震速報、豪雨情報、警報や避難勧告などの地域の防災情報だけでなく、ゲリラ豪雨情報や熱中症情報まで幅広くプッシュ通知がもらえます。

地域の設定は現在地以外に、勤務先と実家など3地域の情報を同時に入手することができます。

Jアラート(全国瞬時警報システム)にも対応しています。

この防災アプリは人気のアプリで、情報誌「MONOQLO2020年3月号」の防災グッズ完全ガイドでも重要度が5つ星の評価を得ています。

まだ、入れていない方は是非おすすめです。

<防災情報、全国避難所ガイド>

・対応OS:ios,Android

・価格:無料

この防災アプリは、機能的には前節で説明した”自然災害の予報・警報アプリ”に該当するものです。

自治体が定めた避難所をオンラインでも地図上で表示でき、ネットがつながっていれば避難所までの道順を案内してもらえます。

外出先などで避難先が分からないときにも利用できますので、便利です。

また、近所の給水拠点、医療機関などを検索できる他、自治体のホームページなどを表示して情報をチェックすることができます。

Yahoo!防災速報とあわせて入れておくと、災害時により一層頼りになります。

<NHKニュース・防災>

・対応OS:ios,Android

・価格:無料

この防災アプリは、機能的には前節で説明した”自然災害の予報・警報アプリ”に該当するものです。

一般的な情報はもとより、災害情報や避難情報の入手、津波、地震、台風などに関する警報や注意報も得ることができます。

ライブカメラ機能も備えられているので、停電でテレビが見られなくても映像を含めた視覚的な情報をリアルタイムで得ることができます。

以上、人気のおすすめ防災アプリ3選を紹介しました。

安否確認アプリは特に挙げませんでしたが、LINEでも家族でグループを作っておくと簡単に安否に関する連絡も可能になります。

スマホを持っていない方がいる場合は、電話による災害用伝言ダイアルも役にたちます。

電話による災害用伝言ダイアルについては、こちらの記事が参考になります。

災害時の連絡方法は、災害用伝言ダイアル(171)が便利

●防災アプリを利用する上での注意点

インターネットがつながる内は便利な防災アプリですが、利用する上では注意も必要です。

防災アプリは災害によって通信障害が起こると使えなくなるので、そのときは災害情報も得られませんし、プッシュ通知も届きません。

災害時は、通信障害は起きていないかを注意しておく必要があります。

防災アプリを利用する上での注意点を挙げると次のようになります。

・防災アプリに頼り過ぎない

インターネットがつながらなければ、利用できなくなるので防災アプリに頼り過ぎないで携帯ラジオなど他の手段でも防災情報を得られるようにしておくことが大切です。

・設定などを事前に確認

防災アプリは、緊急時にきちんと設定しておかないと通知が届きません。

必要に応じて、家族も含めて必要な情報が得られるように事前に設定を確認しておきましょう。

・モバイルバッテリーを準備

災害で停電が起こるとスマホが充電できなく可能性があります。

充電用のモバイルバッテリーを用意しておくことや車を持っている方はシガーソケットなどから充電できるようにアダプターを用意しておきましょう。