布マスクの洗い方、使い捨てマスクは洗っても使えるの?

布マスクの洗い方、使い捨てマスクは洗っても使えるの?

新型コロナウィルスの影響もあって、スーパーやドラッグストアに行っても、今まで使っていた使い捨ての不織布マスクは中々手に入れることができません。

そんな中、手作りのマスクを着けている人も増えてきました。

また、今まで布マスクなどを作っていなかった中小企業の寝具屋さん、洋装屋さんなどが続々布マスク市場に参入してきています。

また、政府からも布マスクが支給されるとのことで、品薄の使い捨てマスクに代わってこれから布マスクも増えてくるのではないでしょうか。

ミシンも持っていないし、自分では作れそうもないないという方は、楽天などのネット通販でも段々買えるようになってきています。

布マスクのメリットは、何度も洗って使えることです。

でも、正しい洗い方をしないと不衛生になったり、高額なマスクが長持ちしなくなったりします。

あなたは、マスクの正しい洗い方をご存じですか?

先日、厚生労働省と経済産業省が布マスクの正しい洗い方を発表しているのでご紹介していきます。

もう、見たという方は読み飛ばしてください。

また、使い捨てマスクも同様に洗えるかも調べてみましたので併せて説明します。

●正しい布マスクの洗い方

布マスクの洗濯

厚生省と経済産業省が発表した布マスクの正しい洗い方は、次のようになっています。

洗う前に準備するもの

衣料用洗剤、塩素系漂白剤、清潔なタオル、大き目の桶、台所用手袋、洗濯ばさみ

洗い方の手順

1.桶に衣料用洗剤を入れる

一般的な衣料用洗剤を用いる場合は、水2Lに対し0.7g位が目安です。

洗剤を入れたら、洗剤の量を計ったスプーンなどでかき混ぜて溶かします。

2.洗剤の中にマスクを入れ、10分待ちます。

3.10分後に軽く押し洗いをする。

もみ洗いすると繊維をいためる可能性があるので、軽く押し洗いするのが
ポイントです。

4.洗い終わったら桶に入っている洗剤を流します。

5.桶に水道水を溜めてマスクの洗剤をすすぎます。

6.十分すすげたら、両手で挟むようにして水気を切ります。

7.汚れが気になる方は、塩素系漂白剤を使いましょう。

色物・柄物は変色する可能性がありますので、それが嫌な方は使用しない方が
無難です。

8.台所用手袋をはめて塩素系漂白剤を桶に入れます。

量は水1Lに対し15ml位が目安です。

9.その中にマスクを10分浸します。

10.10分たったら桶の漂白剤を流します。

11.桶に水道水を溜めてマスクの漂白剤をたっぷりの水ですすぎます。

漂白剤がしっかり落ちるように、すすぎは2回します。

12.桶から出したらタオルに挟んで、たたいて水気を取ります。

13.水気がなくなったら、乾燥機は使わず日陰で自然に乾燥させます。

干すときは形を整えて、洗濯ばさみで止めて乾かします。

なお、乾燥した後マスクは縮むことがありますが品質には影響ありません。

洗濯の頻度は1日1回をおすすめしています。

●使い捨ての不織布マスクってどんなもの?

一方、使い捨てのマスクは、性能とは素材などをあまり気にしないで使っている方も多いのではないでしょうか?

少し前のトイレットペーパーの品薄騒動からも分かるように、使い捨てマスクは紙で作られていると思っている人も少なからずいると思われますので、先ず使い捨てマスクについてもう少し詳しくみていきましょう。

使い捨てマスクの素材は何なの?

使い捨てマスクは、ガーゼなどと違って不織布を使っています。

不織布とは文字通り織っていない布のことで、繊維や糸を織るのではなく、熱的、機械的、化学的に繊維を接着または絡み合わせて作った布のことをいいます。

不織布は粒子の捕集性や通気性がいいため、マスクなどに多く使用されています。

不織布の素材は紙だと思っていませんか?

見た目や肌触りなど、紙そっくりですよね。

でも、名前のとおりあくまで布で、主な原材料はポリプレンやポリエステルなどの化学繊維が用いられているんです。

不織布マスクの表示

このことが分かっていたら、「マスクとトイレットペーパーは材料が同じだから、マスク増産でトイレットペーパーが品薄になる」といった話はすぐデマだと判断でき、トイレットペーパーの買いだめも起こらなかったかもしれませんね。

使い捨ての不織布マスクは何層にもなっている

不織布マスクは、主に3層の構造になっていて、外側から1層目と2層目で花粉やホコリ、飛沫などをカットし、3層目は肌触りがいい柔らかい不織布を使っています。

比較的安価に買える使いすてマスクですが、高度な繊維技術を使っていたんですね。

私たちが毎日のように使っているマスクは、家庭用マスクに分類されています。

参考までに言えば、その他には医療用マスク、防塵規格マスクがあります。

家庭用マスクの役割は、口と鼻をおおい、花粉、ホコリなどの粒子が体内に侵入するのを抑制、また、かぜなどの咳やくしゃみの飛沫が体内外に侵入、飛散するのを抑制することです。
(全国マスク工業会:不織布マスクの性能と使用時の注意)

でも、家庭用マスクには外からの微粒子を完全に防ぐには限界があるので使用するときは次のことを知っておくことが大切です。

マスクは感染(侵入)を完全に防ぐものではありません。

●使い捨て不織布マスクは洗っても大丈夫なの?

不織布マスクの素材や構造を知ると、紙ではないのでもしかしたら洗えるのではないかと思った方もいるかもしれません。

これについて、全国マスク工業会は、洗っても使えるという表記がない場合は、洗うと機能が落ちるのですすめないとしています。

(全国マスク工業会:マスクの再利用について、2020.3.4公開)

その上で、どうしても洗って再利用したい場合は、中性洗剤を使って押し洗いをして、十分にすすぎ自然乾燥をすることとしています。

不織布だから、もみ洗いしたらやはりダメになりますので、しないことです。

また、ついやりたくなりますが、抗菌スプレーやアルコール消毒液をかけるとフィルター機能が損なわれるのでしないように求めています。

洗い方は、前節で紹介した布マスクと基本は同じですが、塩素系漂白剤の使用はすすめていません。

試しに、私も上記した方法で使い捨てマスクを洗ってみましたが、型くずれもなく再利用ができるように仕上がりました。

使い捨てマスクが入手できずに困っている方は、試しに洗ってみるのも方法かもしれません。