防災グッズ、手軽に保温できる防寒シートの選び方
防寒シートは、エマージェンシーシートとかサバイバルシートとも呼ばれますが既にお持ちでしょうか?
阪神・淡路大震災を経験した方は、
「避難所はとても寒く、肉体的にも精神的にもつらかった」
と述懐しています。
その後の東日本大震災でも同じ思いをした方は、たくさんいらっしゃるのではないかと思います。
寒い時に防寒対策として重宝するのが、防寒シートです。
今回は、防寒シートの必要性や選び方について、紹介します。
●防寒シートが必要な理由
災害、特に地震は季節に季節に関係なくやってきます。
近くの公共施設などに避難できても、寒くてたまらないときは体力を大きく消耗しますし、そのために、抵抗力が低下して風邪を引いたり、持病が悪化する可能性も大きいです。
せっかく、避難場所に避難できたのにここで身を危険にさらし病気になってしまうと元も子もありません。
防災グッズとして、防寒対策もしておきましょう。
防寒対策として備えておきたいのが、防寒シートと呼ばれるものです。
防寒シートは毛布などの繊維や羽毛を利用したものでなく、アルミ素材等で作られた簡易な構造のシートです。
軽量でコンパクトな簡易的なシートながら、夜間や寒い季節での体温低下を防ぎ、逆に日差しの強い夏場には日差しを遮り体温上昇を防ぐ機能があるので、身体の限界という時に役立ちます。
例えばこんな場合に、防寒シートはおおいに役立ちます。
・避難場所に避難したものの身に付けた衣類では寒い。
・避難所に避難したが寒くて眠れない。
・交通機関が停止して一夜を駅や最寄りの学校などで夜を明かすことになった。
防寒シートは一般的な寝具の毛布と比べてどのくらいの保温力があるのでしょうか?
防寒シート等の保温性については、日本工業規格 (JIS L 1096:2010保温性A法(恒温法))が定められておりこれに沿って評価した事例も公表されています。
評価項目の保温率や保温力は、毛布ならどんな材質でできているか、防寒シートならシートの構造によって異なってきます。
ある試験例では、防寒シートは製品によって次のような保温率と保温力があるとの結果が得られています。
・保温率:44.3%~63.1%
・保温力:0.54~1.14 注)
注)保温力は快適さの基準で、clo(クロー)値で表されます。
1clo=気温21.2℃、湿度50%以下、気流10cm/s の室内で静かに椅子に座っている人が快適に感じる程度の保温力で、数値が大きいほど快適に感じます。
比較として、ポリエステル100%の毛布の結果を示します。
やはり製品によっても異なります。
・保温率:5.2%~73.2%
・保温力:0.82~1.82
これから分かることは、毛布よりは保温効果が低いものの緊急時の防寒対策として役立つものと思われます。
ただ、使う方によっては、評価結果の数値と体感が違い「思ったより温かくない」と思う人もいるようです。
防寒シート単独で使うと、やはり冬場の寝具としては不十分かもしれません。
●防寒シートの種類と選び方

防災シートの種類としては、シートと寝袋タイプのシートがあります。
形状から用途も決まってきて、シートのものは座っているときに上から羽織ることもできるし、包まるようにして横になることもできます。
寝袋タイプのシートは寝袋専用となるので、足元まですっぽり入れることができます。
シートには1人と2人用がありますので、どのような使い方をするかを想定して揃えましょう。
保温効果の数値は開示されていない
防寒シートを選ぶときは、製品ごとに前節で説明したような保温率や保温力が明示してあれば選ぶ方も分かりやすいのですが、調べた範囲では性能の数値は開示されていないようです。
「防寒用シート等の保温性テスト」の結果では、価格と保温性能とは関係がなさそうとのことです。
防寒シートを選ぶときは、有名ブランドといわれるものやアマゾン・楽天などの
大手通販ショップで売れ筋のものを選んでおくとほぼ間違いないでしょう。
ガサガサと音がしないものを選ぶ
製品によっては、使用する際にガサガサ音が鳴るものがあります。
避難所で使うときは、回りにも人が多いので他人の出す音が気になるものです。
避難所での使用も想定し、静音性のものを選ぶことをおすすめします。
代表的な防寒シート
・SOL、ヒートシート エマージェンシー ブランケット
・ラッキーシップ、エマージェンシーブランケット
・サンウェイ、アルミ4層ブランケット
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